2018年6月6日水曜日

5.15 松本日中友好協会定期総会

去る5月15日松本日中友好協会定期総会が開かれました。当日は記念講演として中国駐日大使館蔡紅公使参事官に講演もしていただき日中の今後の友好の方向性を確かめ合うことができました。また、懇親会では、ご来賓の方々にご挨拶を賜り、和やかな交流ができました。







松本日中友好協会平成30年度(2018年)定期総会
相澤孝夫 会長 挨拶

 本日は平日の昼間にもかかわらず、松本日中友好協会の総会にご出席頂きまして有難うございます。
 また昨年度は会員の皆様の御尽力とご協力により、前年度までの定期事業に加えて、事業報告書にありますますような事業を行わせて頂き、これからの時代に対応できる基礎的な基盤整備の一部を実行させていただきました。
 会員の皆様には改めて感謝と御礼を申し上げます。
 本年は、日中平和友好条約締結40周年と言う節目の年ですが、日本と中国は経済を中心とした新たな関係構築が始まろうとしています。中国の李克強首相が訪日し、安倍晋三首相との首脳会談が実現し、中国が進める「一対一路政策」において日本政府は協力関係を強化することを表明しました。
 日本と中国が経済的互恵関係を発展させることは、アジア諸国の安定と発展にも寄与し、ひいては世界の安定に貢献する事にもなると考えられます。
 日本と中国は先達が築いた日中関係を基盤としながらも、新たな時代を迎えて両国に芽生えた新時代の習慣や文化の違いを認識し、単なる交流を越えた新たな関係づくりを推進し、安定して揺るぎのない絆を築かなければならない時代に突入していると思います。
 日本と中国の間に垂れ込めていた暗雲が遠くに去りつつあり、ようやく日中関係に暖かな日差しが差し込み明るい空が、希望が、未来が見えるようになってきた今こそ、私たち松本日中友好協会はこれまでの活動を大切にしながらも、
新たな一歩を踏み出さなければなりません。
 このために本年度は主要な三本の課題を掲げて活動を行いたいと思います。
一つは、松本市の友好都市を河北省廊坊市に選定した時からくすぶっている歪みを解消することです。未だにこのような状態がくすぶっているようでは、前向きで発展的な活動が出来る訳がありません。過去は変えられませんが、未来は自らの努力で変えることが出来ます。従って、参加人数が少ないという理由で昨年は中止した河北省廊坊市訪問を参加人数の多少に関わらず必ずや実現させ、それを基盤とした具体的で実現可能な地方からの日中友好の関係づくりを検討し、会員の意向を集約しながら推進します。
二つ目は、「長野孔子学堂」の指導と協力により実施している「中国語講座」を発展充実させて、参加人数の増加、更に講座内容の多方面への拡大を図り、松本日中友好協会会員の交流の場を創る事です。
三つ目は、松本日中友好協会の組織の整備と財政の強化を図り、活発な活動を行える基盤を整備する事です。活動を活発化するために資金確保は欠かせません。イベント事業の実施等の創意工夫により財源の確保を図り、活動を充実強化することにより会員の増加を図りたいと思います。また今後2年を目処に次代に向けての後継者の育成を行い引き継ぐことを計画実行して行きます。
新たな次代に向かって更なる発展を図るためには、改革は欠かせません。しかし、これらの事を実行・実現することはそう簡単ではなく、会員の皆様のより一層のご支援・ご協力が必要です。結果と成果を創出することが重要ですので宜しくお願いしたいと申し上げ、私の挨拶と致します。

 2018(平成30)515(火曜日) ホテルブエナビスタ3F 「グランデ」

※ まとめ(主要3点事項)
①、河北省廊坊市(松本市と1995321日提携)との交流促進、
    95(水曜日)8(土曜日) 北京市・廊坊市訪問派遣する。
  ②、「長野孔子学堂」の指導協力により「中国語講座」発展充実を図る。
  ③、松本日中友好協会の組織と財政の強化、今後2年を目処に次代の
後継者育成を図り引き継ぐことを実施計画する。
                             以上



長野県日中友好協会より会員に永年表彰の賞状が贈られました。

続きまして、中国駐日大使館蔡紅公使参事官の「これからの日中関係について」ご講演がありました。(講演内容は別に特集いたします)

              中国駐日大使館蔡紅公使参事官

                熱心に聞き入る聴衆

懇親会も盛大に開催されました。