2016年11月21日月曜日

「医療交流に思うこと」 会長  相澤 孝夫

「医療交流に思うこと」
  松本日中友好協会会長、
社会医療法人財団慈泉会相澤病院院長
                        相澤 孝夫
 医学は自然科学としての学問であるが、医療は医学を社会に適応させる術である。従って、医学交流は国や地域を超えて円滑に行うことができるが、医療交流は国・地域により制度や仕組み、環境やニードなどが大きく異なり、医学交流のように円滑には行えない。
 相澤病院は1996年に友好医院協定を締結した廊坊市人民医院、2008年に友好医院締結を行った天津医科大学腫瘍医院、2009年に友好病院協定及び職員派遣協定を結んだ泰達国際心血管病医院、最近では友好病院意向調査書を調印した天壇普華医院や河北省老年病医院など中国の多くの病院と交流を行ってきた。また、相澤病院は廊坊市医療体験のための人材派遣協定書に基づき、2001年から相澤病院の奨学金を利用する医療留学生を35名受け入れた。更に、中国人で日本の看護を学びたいと考えており、相澤病院奨学金の貸与を希望する医療留学生を10名受け入れている。
 廊坊市人民医院との交流は、相澤病院がある松本市と廊坊市が友好都市協定を結んだことから始まっており、地方政府双方の交流が疎遠になるにつれて両病院の関係も希薄となり、今では何かの折に双方が病院を訪問する程度になっている。残念でならない。
 泰達国際心血管病医院と相澤病院は2006年に交流が始まってから今日まで活発な交流が継続されている。両院が取り交わした協定書があることよりも、両病院の院長が経営のトップであることから、トップ同士の合意と共有する医療への志で物事が円滑に動いている。これが交流が活発に続いている主因であろう。トップが交代すればどのように変わるかわからないが、両院の絆を深くして、職員双方が医療において協働できる親密で顔の見える人間関係を築くことが交流継続にとって重要であると認識して、ことに当たっている。
关于日中医交流的一些体会
松本日中友好会会
社会医法人财团慈泉会 相病院院  相孝夫
医学作自然科学是一,然而医就是把医学用于社会的一门
因此医学的交流是能超越国界地域,比较圆满顺利的得以实施。但是
交流因国家地域所来的制度、组织架构、境以及需求很大的
不同,医学交流相比较来说实施是不那么
泽病1996年廊坊市人民医院签订了友好医院的定,2008年天津
医科大学瘤医院结为友好医院,2009年泰达国心血管病医院成了友
好医院并签订了派遣职员最近医院、河北省老年病院等
多个医院签订了友好医院意向调查书。我们深深体会到,通过以上的交流活
动构建起非常密的面对面的关系,对于长期的持续不断的交流是非常
重要的。